2025年【啓蟄】(けいちつ) の過ごし方とデトックス食材

黄経345度を迎える日が二十四節気「啓蟄(けいちつ)」で、2025年は3月5日です。
「啓」は「開く」、「蟄」は「冬ごもりしている虫」という意味で、大地が温まり、冬を土の中で過ごした虫たちが地上に姿をあらわす頃。
暖かさとともに自然が目覚めるこの季節、人の身体もまた春の変化に適応しようと動き出します。春の訪れとともに皮膚が開きはじめ、体内の陽気が巡ることで、冬に溜まった老廃物が排出されやすくなる。そんな時期におすすめの過ごし方と、デトックス食材をご紹介します。

春を快適に過ごすためのポイント

春は「肝」の働きが活発になる季節。気の巡りが悪いとイライラしたり、消化器系の不調や頭痛、めまいを起こしやすくなります。これらはストレスが原因で起こることが多いため、適度な運動や深呼吸、リラックスする時間を意識的に作ることが大切です。

とくに3月から4月は受験・卒業・入学・進級・入社・異動・引っ越し・確定申告・決算時期など何かと忙しく、心が休まらない方もいらっしゃるでしょう。親御さんのほうが「緊張して……」という話もよく伺います。
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心身をかんたんにゆるめる5つのコツ

多くの日本人は「~するべき」「~しなければ」と思考で行動します。なぜなら私たちは、子どものころから自分の気持ちや心地よさを抑えて、周りに合わせることを学んできたから。
【思考優先】になりやすい方は、頭皮もかたくなっています。次の習慣を一つでもいいので、取り入れてみてください。

深呼吸をする
② 散歩やストレッチで気を巡らせる
③ 遠くの景色を見てぼーっとする時間を作る
④ ヘッドマッサージやブラッシングで頭皮をほぐす
⑤ ゆったりとした服装で体を締め付けないようにする

なるべく規則正しい生活リズムを維持し、適度な運動と休息も心がけましょう。

啓蟄におすすめのデトックス食材

春は、冬の間にためこんだ不要なものを体外へ排出する季節。
日本人は昔から春に「苦味」をいただくことで冬の間に眠っていた体を目覚めさせ、解毒を促していました。「寒暖差疲労」も起きやすくなるので、冷たい飲み物や体を冷やす食材を摂りすぎないように、温かく消化のよい食事を心がけましょう。

菜花(なばな)

「菜花」は独特のほろ苦さがクセになりますよね。のぼせやイライラなどを抑え、血流を改善するため炎症にも効果的です。サッとゆでて、おひたしやからし和えがおすすめ。

ちなみに「菜の花」はアブラナ科植物全般の花を指し、ブロッコリー、白菜、キャベツ、かぶ、クレソン、小松菜、チンゲン菜、ケール、大根も含まれます。以前、大根をプランターに植えたら、白い花が咲いたのを思い出しました。
「菜花」は、食用に品種改良されたものです。

明日葉(あしたば)

今日摘んでも明日にはまた新しい芽が出る、といわれるほど生命力が強い明日葉(あしたば)。特有の香りとほろ苦さが特徴です。血流を促し、老廃物の排出を助けてくれます。長時間ゆでると、水溶性のビタミンやカリウムが溶け出してしまうため、サッとゆでたり炒めたりしましょう。
同じセリ科のせり三つ葉、セロリ、パクチー、パセリなどもおすすめです。

ウド(独活)

特徴:シャキシャキとした食感とさわやかな香り、ほろ苦さが魅力です。体にたまった余分な水分を取り除く作用があり、むくみや関節の不調などの改善に効果的です。
穂先から茎、皮までサラダや和えもの、きんぴらなどさまざまな料理で楽しめます。

フキノトウ

ほろ苦い風味が特徴で、解毒作用が高い山菜の代表格。私は細かく刻んで油で炒めて味噌とみりん、砂糖などで味付けした「ふき味噌」でいただきます。フキもおいしいですよね。

タラの芽

自分では揚げものをしませんが、天ぷらでいただくとほろ苦さが際立って最高においしい♪
抗酸化作用が高く、春のデトックスに最適。

これらの春の食材は、冬からの体調の変化をスムーズにサポートし、春を健やかに過ごすための自然の恵みといえます。デトックスも大切ですが、アルコールやインスタント食品、ファストフードなどを控えることも忘れずに♪
タケノコ、フキやフキノトウ、ワラビ、ウドなどの山菜は灰汁(あく)抜きをしていただきましょう。

まとめ

春は寒さから解放され活動的になっていく一方で、様々な不調も現れやすい時期です。
それは新しい季節に適応しようとする自然な反応でもあります。花粉症や吹き出物は、その「排泄反応」の一つ。
花粉症でお困りの方は 関連記事:花粉症の症状を和らげる食べ方と花粉症対策エクササイズ も参考になさってください。
身体の声を聞きながら、無理せずゆったりと春の訪れを楽しみましょう。

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