糖質制限をおすすめしない理由

腸内細菌について

パーソナルトレーニングというと「糖質制限して筋トレするところ」と思われがちですが、私は糖質制限もきつい筋トレもおすすめしていません。
この記事では、私が「糖質制限をおすすめしない理由」と「健康の秘訣」をお伝えします。

すべては腸から

「同じものを食べても太らない人と太る人がいるのはどうして?」と思ったことはありませんか?

私たちの体は食べて吸収した栄養素だけでできているわけではありません。
腸内細菌が作ってくれる栄養素や代謝物にも支えられているため、この栄養素をこれだけ摂れば安心ということはないのです。

消化管はちくわにたとえることができます。

口から入った食べものは食道、胃を通って腸に達します。
栄養を吸収するかどうかを決めている関門が「腸」にあるのです。

腸内細菌について


腸から吸収されるまでは、食べたものでも体の外側(ちくわの空洞部分)にあることになります。

栄養を考えるときに大切なのは、エネルギー源になる三大栄養素

「炭水化物:3.8kcal」
「たんぱく質:4.2kcal」
「脂質:9.3kcal」

このうちボディメイクで重視されるのがたんぱく質。
身近な食材では魚介類、肉類、卵、豆類、乳製品などに多く含まれています。

たんぱく質は筋肉や骨、血液、髪、爪などに含まれるため、たんぱく質が不足すると子どもの場合成長不良、体力や思考力低下など、機能低下につながります。

鉄欠乏性貧血、髪や爪をきれいにしたい人はたんぱく質を積極的に摂られるとよいですが、必要以上に摂りすぎると腎機能の低下にもつながるため、注意が必要です。

ほとんどの動物性たんぱく質は、アミノ酸スコア(たんぱく質の栄養価を示す指標)が満点で体をつくるための重要な栄養ですが、動物性たんぱく質を摂りすぎると栄養バランスが偏り、腸内環境が乱れます。

お肉を食べすぎるとうんちやおならが臭くなったりしませんか?
それが消化不良のサインです。

糖質制限をおすすめしない理由

たんぱく質を摂取すれば筋肉がつくわけではなく、しっかり食べて質の良いトレーニングをすることで筋肉がつきます!
体格のいい人がプロテインを飲んでいるからといって、あなたにそれが必要でしょうか?

というのも、プロテインパウダーやたんぱく質摂取を売りにしている商品には、人工甘味料など添加物が入っているものが多いから。
栄養素にとらわれると「木を見て森を見ず」状態になりがち。
かつての私もたんぱく質信者でしたので気持ちはよくわかります……(信者は周りが見えなくなりますよね)。

動物性たんぱく質は動脈硬化、心筋梗塞や脳梗塞などの病気の一因になりやすいこともわかっています。
私はお肉もお魚も卵もいただきますが、食べ過ぎはよくないということです。

腸内細菌が肥満や糖尿病、動脈硬化、高血圧、がん、睡眠、ストレス、認知症やうつ病などさまざまな病気と関わっていることがわかっている。
つまり、腸内細菌と仲良くすることが健康の秘訣なのです!

まずはお通じの改善を!

レッスンを受けられてのご感想で多いのが
「お通じがよくなりました」
「よく眠れるようになりました」ということ。

いいうんちは綺麗な黄土色でそれほど臭わず、しっかりとした太さのバナナ上で一本につながっています。
黒っぽくて濃い色、コロコロ、カチカチ、においが強い、または水っぽい場合は水分や食べものを見直しましょう。
炭水化物や脂質が少なすぎても便秘になりやすいので要注意!

消化能力は人それぞれなので、ご自身の排泄物、おならやうんちで
「どのくらい食べると調子が良いか」「何を食べると調子が悪くなるか?」などを観察することが大切です。

アメリカ、フランス、ロシア、中国など計11カ国の国民の平均的な腸内細菌叢データと比較したところ、日本人の腸内細菌には炭水化物を分解する菌がほかの国の人より多いことがわかっています。

食べる時間、食材の組み合わせ、内臓の状態、年齢、胃酸の量によっても体に起きる変化が違います。
カロリーや栄養素にとらわれ過ぎず、おならやうんちのにおい、形、色、重さでチェックしましょう!

緊張で食欲がなくなったりお腹が痛くなったりするように、イライラしがちな人は交感神経が優位になり、呼吸が浅くなっている→呼吸が浅いと内臓機能も低下して便秘がちに。

感情コントロールには長く吐く深呼吸もおすすめです。
呼吸が浅い方はこちらも試してみてください↓

40代以降は筋肉量が減りやすく、体脂肪を減らしながら筋肉をつけるのはそれなりに大変なこと。
目的別に行いたい運動の目安はこちら

・減量したい→有酸素運動
・体脂肪率を落としたい→筋トレ×有酸素運動
・筋肉つけたい→しっかり食べてしっかり筋トレ
・引き締めたい→姿勢改善・日常生活での体の使い方・癖の改善

そして、どんな方にも大切なのが質の良い食事と睡眠です。

「何から始めたらいいかわからない」という方は、個別カウンセリング・体験レッスンでお待ちしております!
詳細はこちら

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