むせるのは歳のせい?「喉がつかえる」「せき込んで嘔吐しかけた」40代女性のご感想


「むせる」「のどのつまり感」「せき込む」など、のどの違和感の原因は心理的ストレスかもしれません。
「梅核気(ばいかくき)」と呼ばれ「氣」の巡りをよくする漢方薬でも改善しますが、ストレスがある度に処方してもらうのも大変ですよね。
この記事では、のどのつまり感の原因やストレスへの対処法、注意すべき疾患もご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

「むせる」「のどのつまり感」「せき込む」原因

食べものや魚の骨がのどに引っかかっているわけではない。
風邪や気管支炎、肺炎、扁桃炎など感染症でもないのに

✅のどがつまるような感じがする
✅食べものや飲みものを飲み込む時によくむせる
✅せき込んで吐き気を感じることがある

咽喉頭異常感症(ヒステリー球)ともいわれますが、
西洋医学では「異常なし」「原因不明」といわれる症状が、
東洋医学で改善することは少なくありません。

漢方ではのどのつまり感を「梅核気(ばいかくき)」と呼びます。
字のとおり、梅の種がのどにあるような感じがする。
その原因は「氣」の巡りが滞ること(気滞:きたい)と考えられているのです。

私もむせることがあります

実は私もむせることがたまにあり、
そんなときは決まって呼吸が浅くなっています。

何度も胸が痛くなり、循環器内科にかかったことも……。
そのときも病名はつきませんでしたが、原因は明らかにストレスでした。

女性に多いのですが、
ストレスを受けたときに一人で抱え込んで我慢する方は要注意!

むせるのは、飲み込みたくない
認めたくないことがあるかもしれない。

せき込むのは、肺に何かが
たまっているのかもしれない。


肺にたまりやすい感情は「悲しみ」
「心」に「非」ずと書いて「悲」

私がよくむせていたのは悲しみに暮れ、
睡眠が乱れ、自律神経も乱れていた頃でした。

のどのつまり感の仕組み

咽喉頭異常感症(ヒステリー球)・梅核気

のどのつまり感のメカニズムはこんな感じです。

ストレスを受けると
「言いたい」「吐き出したい」
感情が湧き出てきますよね。

大人だから、上司だから、親だから
「そんなこと言ってはいけない」
「感じてはいけない」「思ってはいけない」
と抑圧したり、感じていないフリをしたりしていませんか?

すると、のどがゆるみづらくなり、
のどのつまり感や飲み込みづらさへとつながってしまうのです。

感情を感じないようにしていると
体はメッセージを送ってきます。

その違和感を無視し続けると健康を害しますが、
気づいて感情を認めるだけでも体は応えてくれるのです。

緊張が強い場合、ストレスを軽減させたり、
体をゆるめたりするだけで改善するケースも少なくありません。

40代女性からのオンライン個人レッスンご感想

感情や体の緊張に気づくことで本来の体を取り戻した40代女性より、
オンライン個人レッスンのご感想をいただきました。

Q1:どんなことをよくしたくて受講しましたか?

・食べもの・飲みものでよくむせる
・食べていなくてものどがつかえてよく咳込んだ
・夜寝る前に咳が止まらなくなり、時には嘔吐しかけた

Q2:レッスンを受けていかがでしたか?

むせやすいという症状を相談したら
「呼吸が浅くなっていませんか?」
と指摘されて、以前から感じていた
「呼吸が息苦しい」ということは
一言も言っていないのに、
その症状を言い当てられ、

深く呼吸できていないことに気づきました。

レッスン内容はやさしかったです。
言われた動きをやると自分の体が
如何に凝り固まっているかを実感しました。

呼吸が息苦しい時、自分なりに
ほぐしているつもりだったけど、

普段常に力が入っていたり、
緊張していたり、
気を張り詰めていたことに
ほぐれてから気づきました。

Q3:レッスン後の変化はいかがですか?

以前あったむせる感覚が、噓のようになくなりました!

忙しい日が続くと呼吸が浅くなる時がありますが、
レッスンで教わった動きや呼吸法をすると
すぐ治り、深く呼吸できるようになりました。

Q4:レッスンをお勧めしたい
(受けた方がよい)人はどんな人だと思いますか?

以前とは違う違和感をなんとなく感じている人
✅疲れやすい人
✅環境に変化があった人
✅激しいトレーニングは嫌いな人
✅癒されたい人
✅東洋医学に興味がある人

Q5:頂いたご感想をブログやホームページ・SNSに掲載してもよろしいですか?

R.K 40代、女性 OKです

*** ご感想はここまで ***

ありがとうございました。

「背中がこってるから呼吸が深くできないのかな
と思ってマッサージ機にかけていた」

「むせたりせき込むのは歳のせいと思っていた」
そうですが、セルフケアを続けてくださり

嘘のようになくなったとのこと。

ということで、そのレッスンではお伝えしきれなかったセルフケアもご紹介します。

「むせる」「のどのつまり感」におすすめのセルフケア

R.K様(40代女性)のレッスンをさせていただいたのは春でした。

春はデトックス、発散する季節です。
日本では生活環境や人間関係の変化によるストレスも多い季節。
脳は「今までと違う状況」をストレスと感じます。

もう立夏を過ぎたので夏ですが……ストレスからくる
のどのつまり感におすすめのセルフケアは次の3つです。

・睡眠時間を確保する
・よく噛んで食べる

・動いて氣を巡らせる

順に解説しますので、日常生活に取り入れてみてください。

睡眠時間を確保する

まずは睡眠時間を確保しましょう。
睡眠時間が少ないとストレスや不安を感じやすくなってしまいます。

また、交感神経が優位になると唾液がネバつきやすくなり、
のどのつまり感や飲み込みづらさにつながります。

反対にリラックスして副交感神経が優位になると、
サラサラした唾液が分泌され、飲み込みやすくなる。

その結果、のどのつまり感や飲み込みづらさの改善につながります。

よく噛んで食べる

消化不良・胃もたれ・食べすぎ・飲みすぎ・
過度の空腹・脂肪分の多い食べものや刺激物
(アルコール、コーヒーなどカフェイン、炭酸飲料、タバコなど)の摂取で
食道や胸がつかえたり、胃酸が食道を刺激したりすることがあります。

また、不安や緊張の強い交感神経優位の状態では、胃腸の働きが低下します。

食事のリズムをなるべく一定にし、
早食いや暴飲暴食を控え、
消化のよいものをよく噛んで食べる
ようにしましょう。

よく噛むことで唾液がより分泌され、消化されやすくなり、
のどのつまり感や飲み込みづらさの改善につながります。

動いて氣を巡らせる

動くといっても、ハードなスポーツやトレーニングは不要です。
楽しんでおこなうと「氣」が巡り、
イライラや不安、とらわれから解放されやすくなります。
話せる家族や友人に話したり、趣味に没頭したりしてリフレッシュするのもおすすめです。

ウォーキングやストレッチも難しい方は、呼吸から見直してみてください。
吐く息を長くするだけでも立派な運動となります。

「むせる」「のどのつまり感」「せき込む」原因はストレスだけではない!

せき込む原因は喘息、肺がん、結核、アレルギー、後鼻漏(鼻水がのどに流れ込む)などさまざまです。

のど以外に食道にも異物感や痛みがある場合、
胃酸が逆流して炎症を引き起こす逆流性食道炎の可能性もあります。

そのほか甲状腺疾患やポリープ、咽頭がん、食道がんの場合もあるため、
違和感が続く場合は、医療機関を受診してください。

加齢による筋力低下などで、食事中にむせやすくなるのは事実です。
放っておくと誤嚥性肺炎や窒息を起こす原因になりますが、
予防も改善もできるため、心配な方はご相談ください。

自律神経が整うパーソナルトレーニング

今回は「のどのつまり感」を中心にお伝えしました。
同じ症状でも、季節によって、個人によってもアプローチは異なり、効果には個人差があります。

パーソナルトレーニングというと「筋トレ」とか
「疲れる」イメージがあるかもしれませんが、
体が軽くなって動きたくなる方も少なくありません。

運動した方がいいと分かっているけど一人で運動できない方、
筋トレ嫌い、運動嫌いな方ほど効果を実感していただいています。


何となくの不調を改善したい方は
LINE公式アカウントよりお問合せください。
https://lin.ee/6Yhy06d

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お返事にお時間を頂く場合がございます。
ご了承くださいm(_ _)m

自律神経専門 パーソナルトレーナー 加藤 小百合

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