ゴールデンウィークや連休明けに体調を崩す方が少なくありません。私も5~6月は憂うつな季節……。外は晴れて気持ちいいのにぐったり、だるい。脾(消化器系)が弱いタイプなのです。それでも、対策をするのとしないのとでは、連休明けの体調が大きく変わります。連休明けに慌てたくない方は、ぜひご一読ください。
目次
休んでも疲れがとれない?
5月病といわれるくらい、春土用にあたるこの時期は心身ともにストレスがかかり、自律神経バランスも乱れがち。無気力、不安感などで体もだるい、疲れやすい、不眠や食欲不振、便秘やおなかを下しやすくなる方も……。
この時期の不調は、季節の変わり目による肉体的ストレスや、慣れない環境による精神的ストレスが主な原因となります。
下の表は、ストレス強度を数値化したものですが、いかがでしょうか?
勤労者のストレス点数ランキング
順位 | ストレッサー | 点数 | 順位 | ストレッサー | 点数 |
1 | 配偶者の死 | 83 | 21 | 配置転換 | 54 |
2 | 会社の倒産 | 74 | 22 | 同僚との人間関係 | 53 |
3 | 親族の死 | 73 | 23 | 法律的トラブル | 52 |
4 | 離婚 | 72 | 24 | 300万円以下の借金 | 51 |
5 | 夫婦の別居 | 67 | 25 | 上司とのトラブル | 51 |
6 | 会社を変わる | 64 | 26 | 抜てきに伴う配置転換 | 51 |
7 | 自分の病気や怪我 | 62 | 27 | 息子や娘が家を離れる | 50 |
8 | 多忙による心身の過労 | 62 | 28 | 結婚 | 50 |
9 | 300万円以上の借金 | 61 | 29 | 性的問題・障害 | 49 |
10 | 仕事上のミス | 61 | 30 | 夫婦喧嘩 | 48 |
11 | 転職 | 61 | 31 | 新しい家族が増える | 47 |
12 | 単身赴任 | 60 | 32 | 睡眠習慣の大きな変化 | 47 |
13 | 左遷 | 60 | 33 | 同僚とのトラブル | 47 |
14 | 家族の健康や行動の大きな変化 | 59 | 34 | 引っ越し | 47 |
15 | 会社の建て直し | 59 | 35 | 住宅ローン | 47 |
16 | 友人の死 | 59 | 36 | 子どもの受験勉強 | 46 |
17 | 会社が吸収合併される | 59 | 37 | 妊娠 | 44 |
18 | 収入の減少 | 58 | 38 | 顧客との人間関係 | 44 |
19 | 人事異動 | 58 | 39 | 仕事のぺース、活動の減少 | 44 |
20 | 労働条件の大きな変化 | 55 | 40 | 定年退職 | 44 |
引用元:産業衛生学雑誌 勤労者のストレス評価法(第2報)
社会人であれば、あなたが新人でも、新人を迎える立場でもどちらでもストレスとなっているでしょう。どんなに優れた人でも最初は気を遣うもの。
何がストレスになっているのかわからずモヤモヤしている方は「〇〇が負担になっていたかも」と思い返し、頭と心の整理をしてみてください。自分ではどうしようもないことは諦め、変えられることを変えていきましょう。
環境と体から心を整える方法3選
身近な環境と体から心を変えるアプローチを3つお伝えします。
①換気する
②足を冷やさない
③掃除する
順に解説いたします。
①換気する
湿気対策が大切な時期です。お天気のいい日に、お家の空気の入れ替えをしっかりしておきましょう。私の今の自宅には浴室乾燥機がないため、毎晩お風呂に入ったあとに浴槽を洗い、壁はスクイージーで水切りし、サーキュレーターで乾燥させています。
②足を冷やさない
体が冷えると考え方もネガティブになるため、冷房にも気をつけましょう。関節部分は冷えやすいので、首・手首・足首をなるべく露出しないようにします。冷気は下に流れるため、雨で濡れたら靴下を替えるなどして足元を冷やさないようにしましょう。
③掃除する
私は気分が停滞したら掃除や料理をします。「脾(消化器系)」が弱い人の特徴である「考えすぎて落ち込みやすい」「心配しやすい」など心の状態をコントロールするのは難しい。
そんな方こそ掃除で体を動かすと、体も心も軽くなってしまうのです! アレルギー症状のある方は、お部屋をきれいにするだけでも症状の軽減につながるでしょう。体を動かしたほうがベターですが、あなたが好きで没頭できることをしてみてください。
わかっていても「ズボラでできない」という方へ
連休で大切なのが「生活リズムを一定にすること」。難しいですが、連休明けに「だるい」「眠い」「やる気が出ない」となってから立て直すほうが大変になります。
なかなか行動に移せない方は、誰かに宣言しましょう。人は言葉や文章で自分の考えを公開すると、その考えを最後まで守ろうとするからです。
私のように「脾(消化器系)が弱い方に」とお伝えしながら、私自身への戒めのために書きました。自分の言葉と行動が一致しないと自己認識に矛盾が生じてストレスを受けるため、決意表明するとより守りやすくなるのです。
ということで、宣言したい方はぜひ無料相談(4月25日まで)をご活用ください→詳細はこちら