花粉症の症状を和らげる食べ方と花粉症対策エクササイズ

花粉症(季節性アレルギー鼻炎)の症状が出てきた方が増えてきましたが、風が強いとマスクも眼鏡も役に立ちませんよね。この記事では花粉症の原因と時期、症状や対策、症状を和らげる食べ方やかんたんエクササイズをご紹介します。先日「くしゃみ」「鼻がムズムズ」「目がかゆい」と仰っていたクライアントさんもレッスン20分くらいで症状が改善しました。体のしくみを知ってかしこく予防、改善していきましょう。

花粉症(季節性アレルギー鼻炎)の種類と飛散時期は?

三寒四温(さんかんしおん)でだんだん春に向かうように、体も暖かくなるとゆるみ、寒くなるとこわばり引き締まる。そのくり返しで、だんだん春仕様の体になっていきます。この温度変化に加えて風による乾燥と雨や雪による湿気などで、自律神経はバランスを崩しやすく心身も過敏になりがち。

地域によって異なりますが、温度や湿度の変化が激しくなると、花粉症の症状が出る方も多くなります。昨日も「花粉症で初めて病院に行きました」という方がいらっしゃいました。

花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因でくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状を起こすこと。花粉の種類は地域によって異なり、主な飛散時期は以下のとおりです。

・関東や東海地方に多いスギは、年初から飛び始めてピークは2~4月
・関西地方に多いヒノキのピークは4~5月
・北海道にはスギやヒノキが少なく、シラカバ(シラカンバ)の飛散のピークが5~6月
カモガヤなどのイネ科花粉は6~8月
ブタクサやヨモギなどの花粉は8~10月

ちなみに2005年1月の私はこうでした。

・鼻水が垂れる
・目がかゆい
・皮膚もかゆい
・目を開けているのもつらい
・鼻をかみすぎて皮膚がやられる
・鼻が詰まって口呼吸で喉が渇く

有名な皮膚科に行っても耳鼻咽喉科を受診しても改善されず、せっかくのお休みに通院するのが苦痛で、薬の副作用にも悩まされ、どうしたらいいのかわかりませんでした。そんな私も、体のしくみを知ったことで不安や恐れから解放されたのです。

花粉症の症状と口腔アレルギー症候群について

花粉症の症状は以下のとおりで、花粉飛散量に比例して症状が悪化しやすくなります。

・鼻の症状(くしゃみ、さらっとした鼻水、鼻づまり)
・目の症状(かゆみ、涙、充血など)
・のどのかゆみ、イガイガ感
・皮膚のかゆみ

熱っぽい感じや頭痛、だるさ、下痢、不眠を引き起こすこともあります。二次的にくしゃみをくり返しているうちに「尿漏れが気になり始めました」という方も……。


鼻の症状により呼吸がしづらくなるため、頭がボーっとして集中力の低下やよく眠れないなど、受験生にとってもこの時期は本当につらいですよね。私もアレルギー症状に長年悩まされてきたのでよくわかります。

口腔アレルギー症候群(OAS:oral allergy syndrome)

花粉症の方には、花粉のアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)に対するIgE抗体(アレルギー物質に対する抗体)があります。生野菜や果物のアレルゲンは花粉のアレルゲンと構造が似ているため、IgE抗体が構造の似たアレルゲンと反応し、口腔内でもアレルギーが起こることがあるのです(交差反応)。

もっとも多い果物はリンゴサクランボで、とくにヒノキ科のスギ、ヒノキでアレルギー反応が出る方はナス科(トマト、ジャガイモ)に注意です。ほかにも以下に示す植物性食品による食物アレルギーを合併しやすいといわれています。

モモ、ナシ、アンズ
アーモンド、ヘーゼルナッツ、大豆、ピーナッツ、緑豆もやし
キウイフルーツ、メロン、スイカ、ズッキーニ、キュウリ
オレンジ、バナナ、セロリ、ニンジン、マンゴー
クミン、コリアンダー、フェンネル
などスパイス類

口腔アレルギー症候群とは、ある特定の果物や野菜を食べてから15分以内に唇・舌・口の中やのどに、かゆみやしびれ、イガイガ感、腫れなどのアレルギー症状が出るもの(私自身も経験あり)。全身性のショック症状などを伴う場合もあるといわれています。

花粉症やアレルギー症状を和らげる食べ方

2024年2月19日二十四節気「雨水(うすい)」に入りました。「雨水」とは、降るものが雪から雨へと変わり、雪解けが始まるころ。凍っていた大地がゆるんで目覚め、草木が芽生える時期です。

だんだん雨が降る量も多くなり、湿度が高くなるとお腹がもたれたり、調子が悪くなる人が多くなります。東洋医学で消化器系をさす「脾」は湿気に弱く、働きが悪くなるから。
これからの時期はお腹の負担を減らすために、以下のことに注意しましょう。

・夜遅くに食べ過ぎない
・生ものや冷たいものを控える
・よく噛んでいただく

前述した口腔アレルギーも、加熱すればよい場合もあるようです。なるべくあっさりしたものを湯がいたり、蒸したり、煮たり、スープなどで「温かく」していただきましょう。

反対に「油っこいもの」や「味の濃いもの」は消化しづらく、お腹に負担がかかりやすくなります。さらに油っこいものや味の濃いものはすぐに飲み込みがちなので「よく噛む」ことを意識してください。

花粉症の原因は本当に花粉なの?

戦後に植えられたスギなどの木が大きく成長して花粉が多くなっているといわれていますが、ディーゼル車の排気ガスによる大気汚染も原因としてあげられています。排気ガスに含まれる微粒子と一緒に花粉を吸いこんでしまうと、アレルギー反応が出やすくなるといわれているのです。

また、花粉が飛んでも土に吸収され舞い上がりにくい田舎と違い、アスファルトでは落ちた花粉が風で舞い上がりやすいため、花粉を吸い込みやすくなるといわれています。そう考えると検査の意味って何なのでしょう?その検査に使っている花粉はどこの花粉なのでしょうか?

食物アレルギーも然りです。そのパンの材料や発酵方法は?牛乳の牛の飼育状況は?卵の鶏はどんな環境で育てられているの?
話を戻します。

私たちの体にある鼻腔(びくう)は外界の温度や湿度を適度な状態に調節し、空気中の不必要な刺激が気管支へ入っていかないように空気清浄器のような役割を果たしてくれています。つまり、私たちを守るために粘液(鼻水)分泌を増やしてくれるのです。

あらゆるものが目覚めて少しずつ動き始める「春」は、冬に蓄えていたエネルギー(隠れていた症状)が外に発散、排出されやすくなります。

排泄なのでウンチと同じ。症状自体は悪いことではありません。この考え方ができるかどうかで、対処法やその後の体調がまったく変わります。

よく考えてみてください。
体はたまったウンチを出したいのに、それを出さずに薬で抑えたら……?
数か月間ずっとオムツを当ててるような……。以前の私もそれで体調が悪化していたのです。

「上実下虚」と「上虚下実」

陽気(温かいエネルギー)は上に上がる性質があります。
「気(エネルギー)」が頭のほうに上がると以下のような症状が出やすくなります。

・不眠
・目のかゆみ
・頭痛、肩こり
・冷えのぼせ
・くしゃみ、鼻水、鼻づまり
・のどがイガイガする
・めまい、ふらつき
・耳鳴り

花粉症の症状と似ていますよね?

「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」の逆で「上実下虚(じょうじつかきょ)」の状態。
さらに体が緊張状態になり気が滞ると、次のような症状も出やすくなります。

胸やけ、便秘、下痢、胃のもたれやむかつき、吐き気、食欲不振などの消化器系の不調
動悸、息切れ、不整脈、胸の痛みや息苦しさなどのパニック発作、腰痛や生理痛、生理不順
など……体だけではありません。

なんとなく落ち着かずそわそわしたり、イライラ、不安など気分の変化の波を感じている方もいらっしゃるでしょう。

職場では入社や人事異動で引っ越しされる方は大忙し。一年の予算の締めくくり決算期、確定申告の時期でもあります。
受験生は入試、卒業や入学、新学期でクラス替えなど、親御さんにとっても慌ただしい時期。

心をととのえようと思っても忙しさに翻弄される日々。
そんな時こそ、体をととのえることで心もととのえられるのです。

健康な状態は「上虚下実(じょうきょかじつ)」上半身は余計な力みが抜けていて、下半身が充実している状態をさします。
この状態をかんたんにするエクササイズをご紹介します。

花粉症対策におすすめエクササイズ【スワイショウ】

花粉症の症状をおもちの方は、肩まわりがかたまっていて首・肩こり、目の疲れ、頭痛などに悩まされている方が多いです。首や肩、顔のリンパ、血流が滞っているのです。

そんな方には腕ふり運動スワイショウ【甩手】がおすすめ。

スワイショウとは腕を振るだけの健康法で、太極拳や氣功の準備運動としても使われており、わたしも氣功のレッスンで毎回おこなっています。

肩関節や肩甲骨周りがほぐれて可動域が広がり、肩こり改善につながります。この時期に上半身をゆるめるだけでも、花粉症の症状が和らぐのです。

覚えたらいつでもどこでもできます。時間は短くても、1日何回行ってもOK!

肩関節や肩甲骨周りがほぐれて全身の血流やリンパの流れがよくなり、冷え、むくみ、首・肩こり、腰痛、生理痛や尿もれ、姿勢改善・便秘解消効果も期待できます。スワイショウのようなリズム運動はイライラや不安を静め、リラックスしたいときにもおすすめです。

花粉症対策セルフケア

自律神経を乱す睡眠不足や不規則な生活、そしてストレスも花粉症の症状を起こす引き金となります。私は生活習慣を見直し、規則正しい生活を心がけるとともに以下のセルフケアをすることで花粉症の症状が楽になりました。

・冷やさない
・鼻うがいをする
・目を温める

順に解説します。

冷やさない

前述した「雨水」の時期は春一番(風速8m以上の強い南よりの風)が吹くころで、2024年関東地方では2月15日に最大瞬間風速18.8メートルを観測しました(2023年より2週間早い)。

一時的に季節外れの暖かさとなりますが、低気圧の通過後は冬型の気圧配置となり、寒さが戻ります。暖かい日が増えてくると薄着になりがちですが、体に冷えが入ると内臓の働きが悪くなります。

ウィンドブレーカーのような風を通さない服装で体温を保ったり、雨で足が濡れたら靴下を変えたりしてお腹や下半身を冷やさないようにしましょう。湯船に浸かったり、冷えてしまった場合は湯たんぽなどで温めるのもおすすめです。

鼻うがいをする

対症療法になってしまいますが、意外とスッキリして症状を和らげてくれます。花粉症対策・風邪予防、副鼻腔炎の予防にもなります。詳しくは動画で解説、実演しています。

人肌くらいの温度で塩分濃度を間違えなければ痛みはありません。

目を温める

草木の芽が出始めたり、花が咲き始めたりするように、冬の間にギュッとしていた私たちの身体もゆるみ始めています。
ところが、日常的に目を使い過ぎているとゆるめず、痛みや不快な症状として現れます。

「見る」という行為も運動で、目の筋肉に力を入れているのですが、温めるだけでその緊張をゆるめることができるのです。目を酷使されている方は特に目を温めましょう。目の疲れや首・肩こりを改善したい方はこちらの講座もおすすめです。

まとめ

花粉症の症状は冬に隠れていたものが外に現れて発散、排出されているだけ。季節に合わせた養生法を知っておくと、体調をととのえやすくなり医療費も削減できます。
体質は人それぞれですが、体のしくみを知ると「セルフケア」で体調をよくすることができ、それがあなたの自信となるのです。
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