季節の変わり目である土用期間は、心身ともに不安定になりやすいですよね。
「だるい」「疲れがとれない」「頭痛」「めまい」「息苦しい」「おなかの調子が悪い」
など不調のある方は、自律神経が気候の変化に追いついていない可能性大。
季節に合わせた過ごし方やセルフケアで、心身を整えていきましょう!
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目次
土用とは?
土用とは「土旺用事(どおうようじ)」の略で
「土が旺(さかんに)なり用事(働き)をする」という意味。
土用といえば夏土用の丑の日が有名ですが、
立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間をさします。
4つの季節の変わり目をそれぞれ
冬土用、春土用、夏土用、秋土用といいます。
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土用は土いじりをしてはいけない?
土用期間中は「やらないほうがよい」とされることがあります。
土の神様である土公神(どくしん・どこうしん)が支配する期間であるため、
土用期間中は「土を動かしてはならない」とされてきたのです。
具体的には
・草刈り
・土いじり
・井戸掘り
・植物の植え替え
・地鎮祭
・建築の基礎工事や修理
・旅行や移転、引越し
場所の移動や新しいことも
避けたほうがよいといわれています。
一級建築士の義父に伺ったところ、
気にしない人や会社も多いそう。
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気にされる方は、土公神が天上に行き
土の中からいなくなるとされている日を
選んでみてもよいかもしれません。
「間日(まび)」とよばれ、
作業をしてもよい日とされています。
2024年の土用期間と間日はいつ?
2024年は
冬土用 1月18日~2月3日
春土用 4月16日~5月4日
夏土用 7月19日~8月6日
秋土用 10月20日~11月6日
最初の日を「土用入り」最後の日を「土用明け」といいます。
・冬土用の間日は寅・卯・巳の日
2024年は1月18日・27日・28日・30日
・春土用の間日は巳・午・酉の日
2024年は4月23日・24日・27日
・夏土用の間日は卯・辰・申の日
2024年は7月19日・26日・27日・31日
・秋土用の間日は未・酉・亥の日
2024年は10月22日・24日・26日、11月3日・5日 です。
土用の過ごし方で次の季節の体調が決まる?!
「土用」の起源は、古来中国から伝わる「陰陽五行説」に由来します。
陰陽とともに五行に当てはめられた
臓腑(ぞうふ)などのバランスを保つことが
健康を維持するうえで重要だと考えました。
木・火・土・金・水(もっかどごんすい)
の5つの要素に季節を当てはめて
春は「木」
夏は「火」
秋は「金」
冬は「水」
そして土用は「土」で「脾」が割り当てられています。
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「脾」の働きとは?
「脾」は摂取した食べもの・飲みものを
消化・分解してエネルギーと水にかえ、
全身に送る働きがあります。
消化・吸収機能や胃腸機能、
血液が血管から漏れないように調節したり、
免疫機能も含まれます。
「脾」の働きが低下すると?
「脾」の働きが低下すると
食欲低下や消化不良、嘔吐、胃もたれ、腹部膨満、腹痛、下痢、
皮下出血、脱力感、腕や脚のだるさ、筋肉の萎縮、抑うつとも関連します。
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季節の変わり目(土用)の体調をよくするには?
季節の変わり目で体調をよくするには
土用の時期に「消化器系を整える」ことが大切。
食べ過ぎや運動不足は、次の季節の不調につながります。
わたし自身も東洋医学や食養生、体の使い方を学ぶことで
不調を改善できるようになりました。
食べ過ぎや飲み過ぎに気をつけ、
適度に体を動かすことも大切です。
土用の食事術
7月の土用の丑の日にうなぎを食べると
夏バテをしないといわれていますが、
「丑の日=うなぎ」に栄養的な根拠はありません。
うなぎの旬は晩秋から初冬なのに
夏にうなぎを食べる理由は……?
これは平賀源内(ひらがげんない)という天才学者が仕掛けたもの。
「夏はうなぎが売れない」と困っていたうなぎ店で
「土用丑の日、うなぎの日」という張り紙をし、
大繁盛したのがきっかけとか。
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できたら栄養的にもすぐれていて、
おいしい旬のものをいただきたいですね。
よいものを食べることも大切ですが、
食べ過ぎや飲みすぎで体に負担をかけないよう、
よく噛んで味わっていただきましょう。
噛むだけでもリズム運動になり、血流がよくなりますよ。
土用のおすすめエクササイズ
「脾」は食べもの・飲みものを消化・分解して
エネルギーと水にかえ、全身に送る
とお伝えしましたが、
全身に送る働きを助ける
手段のひとつに「運動」があります。
とくに下半身を動かすと血流やリンパの流れがよくなります。
疲れがとれやすくなり、冷えやむくみも予防できるのです。
軽く散歩するだけでも運動になるので、
無理のない範囲で体を動かしましょう。
歩くとリズム運動でセロトニンが分泌されるため、
うつ予防やリラックスしたいときにもおすすめです。
外出が難しい方はこちらを一緒におこなってみてください。
ジャンプしないため、雨でも雪でも室内でできます。
「土用の過ごし方」まとめ
ストレスや疲れは適度に動いて解消し、
食事はよく噛んで味わっていただく。
土用は体調を崩しやすい期間のため、
無理をしないようにしましょう。
体調を崩さないことは大切ですが、
体調を崩してもすぐに回復できるよう
日々の暮らしに気を配りたいですね。
今後、それぞれの土用に合わせた過ごし方もご紹介していきます。
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