デスクワークなど座りすぎによる死亡リスクとすぐできる対策

運動について質問される方は意識が高くて
「一日一万歩歩いています」
と言われたりしますが、

そんな方へのアドバイスは…

こまめに歩くこと。

健康のために1時間続けて
歩く必要はありません。


長時間座っていて足を動かさないと、
血行不良が起こり、血の固まり(血栓)
が肺に詰まって肺塞栓などを誘発する
エコノミークラス症候群も度々話題になりますが、

座る時間が長いと血行不良や代謝の低下が起き、
死亡率や循環器疾患の発症に影響する
ことが
国内外の研究で明らかになっています。

日本人は平日に座る時間が世界一長い
そうですが、仕事の後や休日だけ運動しても、
座っている時間の死亡リスクを取り戻せない

ことも明らかになっています。

やらないよりはやった方が良いですが、
どうせやるならこまめに動いた方が良いのです。

疲れない脳をつくる生活習慣 石川善樹

こちらの本には、瞑想、姿勢、睡眠、入浴、食事、
時間術、呼吸、運動などについて書かれていましたが、
こちらの本では、30分ごとに2分歩く
ことを推奨されていました。それだけで

半年続けると7104kcal消費できて
1kg痩せられる、と。

1日11時間以上座っている人は
どれだけ運動していても3年以内に
死亡するリスクが40%UP、

1日8~11時間座っている人は
4時間以下の人に比べて死亡リスクが
15%UPというデータもあるそうです。

最近の日本人の大規模追跡調査
の参加者のうち男女6万4456人の、
平均約7年8カ月にわたるデータを分析したところ、

日中の座る時間が2時間増えるごとに、
死亡率の割合が15%高まっていて、

生活習慣病を抱える人では脂質異常症で18%、
高血圧で20%、糖尿病で27%高まった。
脂質異常症、高血圧、糖尿病を多く抱えるほど、
座る時間と死亡率の関係は大きくなった。

生活習慣病のない人の死亡率の割合は
2時間長く座るごとに13%上がったのに対し、
3つ全てを抱える人は42%も上がった。

参考:座っている時間が長いほど死亡リスクが増加する
~その効果は、余暇時間の運動活動量を増やしても、完全に抑制されない~
https://www.kpu-m.ac.jp/doc/news/2021/20210625.html

平日運動できない分、週末頑張ります
というのも良いですが、

普段あまり歩いていないのに、
いきなりジョギングをして
膝を痛めたという方も多いです。


それより仕事の合間に階段を昇り降りして
違う階のトイレに行ってみる。

お車を運転されている方は、
遠い駐車場に停めて少しでも歩くなど、
日常生活に取り入れられる範囲から
始められることをお勧めしています。

頑張ることよりも
心地よいと感じられる範囲で
愉しんで続けることが大事だからです。

そもそも気持ちよく歩けないという方は、
レッスンにいらしてください。
身体が整うと、歩くのが楽になりますよ♪

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